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crazy moon
気ままな更新日記です…(*^_^*) WJ感想は早売りです。おまけはブログ内検索してください。最新記事が最新情報です。
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6月の台風……何年ぶり?
まさか上陸すると思わなくてびっくりでした。4号さんは無事通過しましたよ。ありがたいことに、RUIの住むとこでは被害はないです。多少雨がきついのと風があったのと……今では静かなもんです。ちょい風が強いのかな?
5号さんはどうなってんだ?あとに続いてるって聞いてたのに、ニュースを見ても4号さんの被害情報ばっかでした。これから東北の方へいくんですよね。どうか、大きな被害ありませんように!

 

「悲 し い リ ア ル 」


それなりに、モテテいると思う……
まあ、それなり。
引く手数多って訳でもねえけど、カラカラに枯れてる訳でもない毎日?
別に自慢とかじゃねえし。

たまに、後輩からは「カッコいいっすよ!」な~んて言われるけど、アレって社交辞令?
その言葉に真実のカケラは混じってるとは思う(…とか、思いたいじゃねえか)

可もなく不可もなく。
普段はルーズでもやるときゃやるし、それが所謂ギャップ萌えっつーらしい。
ツラは並でも、将来有望。

平々凡々に過ごし、母ちゃんには絶対に似てねえ奴と結婚して、子供は二人くらいで、小さくも大きくもないマイホームなんて建てる。縁側からの景色は重視したい。ジジイになったら、縁側で将棋をさすのを楽しむような穏やかな日々を送り、ポックリと逝きてえ……

ささやかな平凡野郎の淡い願望は、ガラガラと音を立てて行った。
間違いなんか起こすつもりもなかった人生。
欲張らない人生設計。のはずだったのにな。

完璧一歩手前の俺は、男に恋をしてしまったのだ。
恋だとか愛だとか、面倒だし。ベタベタすんのも鬱陶しいとかシンケン思ってたし。
だから、平凡コース希望してたのによ。

こんなんアリかよ。
いくら未来の火影でも(本人希望)、男ってどうなんだ?
複雑すぎる感情は、一目惚れにも似た出会いによってガッシャンガラガラ……



「シカマル?な~んか難しい事、考えてる?」

目の前にひょこんと現れた恋人。
覗き込んでくる青くて大きな瞳。くりくりと大きなそれが、じっと俺を見るめる。
さらりとした金色の髪が鼻先にかかった。

「お前、シャンプー替えた?」
「ん?ああ、特売してたから」
「ンな理由?」
「安い方がいいじゃん。シカマルは嫌なのかよ」
「別に」

シャンプー替えたなんて事に気が付く自分が嫌なだけだわ。
どんだけお前にのめり込んでんの、俺って。

シャンプー替えようが、石鹸かえようが、ベースになるこいつの匂いは変わらない。
俺は、ホント好きなんだよな。こいつのこと。
ため息つきてーよ。
こんな些細な変化に気が付く自分が、すげえ嫌。


「ま、しょうがねえか……」
「?」

首を傾げたナルトを引き寄せる。

「わわっ…!」
 

キスしてえ。
めちゃくちゃにキスして、うっとりと俺だけを移すナルトの瞳が見たい。

しょうがねえんだ。
俺はこいつが、好きでたまらない。
とどのつまり、行きつく答えはココなんだしな。

男同士とか、……好きになっちまったし、まあ。
現実問題。
悲しい悲しいリアルな訳で?

それでも、こいつの事が好きな感情は曲げられねえし譲れねえから、しょうがない。

それでもさ、一番は……俺がこいつを離せねえとか。
自分の一部みたく思ってるとか。事ナルトに関しちゃ面倒なんて口癖もなりを潜める。
マジ、誰にも言えない悲しいリアル。

純愛だとか、一生だとか。
永遠に近い…乙女思考みたいな(あ、めちゃ笑えんな)
ちょっと、自分でもイカレテルと思える瞬間。

俺は心底、生きてんだな~とか感じる事ができる。
だから、ずっと俺はこいつの事が好きなんだろうな。

終わりを考えられないくらい想到してる、自分バンザイ。



おわり


元ネタ提供、Kさん。ありがとう。
もっとイイカンジの話だったのですが、ネタをメモった紙なくしたってばよ。
だから記憶の底をかっさらいながら、書いてみた(笑)多分、考えてた話とか元ネタと大きく違うとも思います。タイトルだけはあってる!!(自慢できるとこ、ほかになし…↓↓↓)

更新できる原稿が上げられなかったので、ブログSS書いてみました(*´∇`*)
いつも、WEB拍手ありがとうございます。
糧にして頑張ってますよ~

now time 0:44

拍手[1回]

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土曜日からずっと雨なんだって。
とゆうメールを友達からもらって、なんだか憂鬱。
やっぱお天気がいいな~とか思います。


「おちる」


雨に打たれた白い花が地面に落ちる。
その花も寿命だったのか、花びらの端が茶色く変色していた。

縁側に座りながら、シカマルは無意識のため息をついた。
胡坐をかくようにすわり、降り出した雨を見つめる。最初はぽつぽつとかわいらしいものだったのが、今では結構な雨量に変わっていた。

庭のどこかで、カエルが鳴き始める。

本格的に梅雨に入ったのだな、と感じ灰色の雲と同じく、自分の心もなんだかどんよりと重たい事に気が付いた。
その時である。
かさりと、落ちた葉を踏みしめる音を聞いた。

自然と視線を音のした方へ送り、吸い込まれるように緑の中に立ちすくむ影を見つめてしまう。
すぐにシカマルのぶしつけな視線に気が付いた彼が、首を傾げてにっこりと笑う。

「よっ!邪魔するってばよ」

シカマルは軽く頷いただけ。

なんとなくだけれど、彼がやって来そうな気配がしていた。
予感に近い……いや、願望に近い?

「濡れるぞ」
「大丈夫、傘さしてるから」

いくら傘をさしていても、ぼーっと上を見ていてはその傘も役目をはたしていないように感じる。

「……おい」
「わかってるって……」

ナルトは渋々というように縁側へやってきたナルトがサンダルを脱いで、シカマルの隣に座った。

「シカマルんちの、キョウチクトウって梅雨に入るとすぐに咲くよな」
「そうか…?」
「あんま気にしてなさそうだってばよ。シカマルは」

ナルトの言うように、気にしてない。
先程、雨に打たれて落ちた花が夾竹桃だった事をふっと思い返したくらいだ。

「……盛りは夏まで続くぞ?」

小さな頃から、この庭を見てきた。
記憶の糸を手繰り寄せて、年々大きくなっていった木の事を思い返す。

「うん、知ってる。何年通ってると思ってんだって。オレのがシカマルより知ってるかも?」

へへっと笑ったナルトが眩しくて、思わず目を細める。
シカマルにはナルトの存在が太陽に思える。それに近い存在だと言えばいいのだろうか。
ナルトは照れ笑いをしながら否定するけれど……
シカマルにはそう思えてしまうのだからしょうがない。

「まだ、降りそうだな」
「うん」

縁側にある指の先が、ふいに触れる。
ぬくもりも感じとれないくらいの、ささやかな触れあい。

「ナルト」
「なんだってばよ?」

自分の方を向いたナルトに顔を寄せると、その意味に気が付いたのか、ナルトの瞳が瞼に隠れる。
触れるだけの口づけ。
触れた細胞が柔らかくて、それはすぐに微熱を帯びた。

「花、見に来たのに……」
「馬鹿、そこは俺に会いに来たとか言うとこだろうが」
「……すげー自信」

ぷっと噴出したナルトの肩を抱き寄せると、難なくシカマルの腕の中に落ちる。
それが心地よくて、シカマルはぎゅっとナルトの身体を抱きしめた。



この雨に打たれて、二人で堕ちてしまおう。

おわり



毎日、拍手ぽちありがとうです。
拍手お礼SSの続き文が書けてないので、ブログSSなど。
梅雨入り記念?
ナルトがシカマルんちにやってくるパターン多い事は分かってんですが(キンモクセイとかもシチュエーチョンは同じ)
ワンパターンですみません。

RUIは毎日のようにパンを焼きます。強力粉もめっちゃいるので、大量買いしてます(^^ゞ
パン大好きなんですよ。帰宅して、夕食用のパンを焼く事もしばしば。
食パンとか簡単にHBも使います。面倒でスーパーで食パン買う事もあるんですが、やっぱり家焼きのが美味しいといわれるので……せめてHB(笑)材料投入するだけで、焼けちゃうからね!
ホントによく食べる家族なので、倍量とかで沢山焼くんですけどね……すぐになくなってしまう。嬉しいような寂しいような……いや、やっぱ嬉しいよね。
ちなみに昨夜はライ麦パンでした。ハンバーグいっぱい焼いたので、トマトソースとかチーズとかがっつり一緒に食べましたよ。
美味しく食べられるって素晴らしい……もっと暑くなると食欲減少しちゃうもんね。皆様も、風邪とかには気を付けてくださいね~。

now time 1:42

拍手[2回]

小ネタはいっぱい転がってんですよ(笑)
いや、小ネタ転ばす前に続き物を完結とか……遠い夢だと思わずにやりたいです。

WJ卒業しようと思いつつできない話の続き。
もういいや、と思うと新連載が面白くて続きが気になってしまいます。集☆社さんに弄ばれてる気分。
好きで読んでる作品はすでにコミックスも買ってるので、コミックス派になってもいいという覚悟があるってのに、コミックスは買わないけど読みたいな~と思うものが始まってしまうんだもん←言い訳のようなホント。

金環日食、見られました?
RUIは見ましたよ((o(*^^*)o)) ちょっと感動してしまったぜ!
でも見たら満足して、爆睡してしまったぜ(笑) バカだな…私。



「進行形」


チリン、となるドアベル。
ナルトはこのベルの音が大好きだ。
自分が学校から帰ってくると、カウンターの向こうからグラスを磨きながら笑顔を向けてくれた人はもういないけれど。

ナルトがこの喫茶店を引き継いでから、すでに四年。
もちろん店のオーナーになってからと言う話で、手伝い程度にはカウンターに入ることは常であった。

「いらっしゃい」

お決まりの挨拶をすると、カウンターに一人腰かけた少年が口元に笑みを乗せる。

「高校、終わってない時間じゃねえの?ま~た、サボリ?」

また、という単語に反応した彼は眉を寄せてひょいっと肩をすくめた。
自分よりいくつも年下の”子供”には不似合いなリアクションなのに妙に様になるのが、本当はムカついている。
どちらかと言うと……とゆうか、童顔で未だ学生に見られてるナルトからすれば、高校生のくせに十分に大人っぽい彼が鼻につくのだ。

「違う~…今日から、テスト。だから終わるの早い」
「テストかあ……」

馴染みのなくなった単語にくすりと笑う。

「何にする?」
「いつもの」

やっぱ、生意気な子供。
近所に住む彼、奈良シカマルは小さなころから大人びた(可愛げのない)子供だった。
ナルトはふうっと無意識に息を吐くと、シカマル所望のエスプレッソを作るために豆を挽いた。

「なんか珍しい?」

視線を感じて、それでもシカマルには目線を移さない。
見られていると言うのが自意識過剰ではないのを知っている。

「別に、いつもと同じ」
「だよな」

デミタスカップに注ぐエスプレッソ。
いいかおりが広がる。
じっと見つめてくるシカマルの視線を真正面から受けて、にっこりと笑った。

「どうぞ」
「……ども」

小さなカップにたくさんのシュガーを投入する。
くるくるとカップを回してから口に入れた。
濃厚なコーヒーの風味が鼻腔に抜ける。

シカマルの満足そうな顔を見てか、店主は仕事に戻ってしまった。
彼を初めて見た時から、好きなのに……
その気持ちを分かっているはずなのに。

無視されている。
きれいに、さっぱりと。

「うまい」

賞賛の言葉にも、ちらりと視線を向けて一瞬だけニコリと笑ってくれるだけ。
砂糖が溶けて、どろどろのシロップになった液体を飲みきる。
甘ったるいだけでないこの味が嫌いになれない。
甘いものは苦手なはずなのに、ここのコーヒーは好きだ。

カウンターの上には鉢植え。その隣には写真立て。
ナルトが亡くなった爺さんと満面の笑みを浮かべている。シカマルはこの写真を見ると、心が温かくなるのを感じる。
本当は爺さん抜きの方がいいのだが、きっと爺さんが居なければナルトのこの笑顔もないのだろう。

「来週……」
 

ぼうっとしていたシカマルの耳に、珍しくナルトの声が聞こえる。

「あ?」

マヌケな返事をしてしまって、わざとらしく水を飲んでみた。

「来週、爺さんの墓参り行くから店休むってばよ」
「墓参りで?」
「ん?」

シカマルの疑問に一人納得してナルトは話を続ける。

「爺さんの遺言で故郷の方に墓を作ったから、ちょっとした小旅行って感じだってばよ」
「へえ…いいな」
「何が?」
「いや……なんつーか、旅行とか」
「すげー山ん中なんだってば。楽しめるのは自然だけだって」

屈託なく笑うナルトが、珍しく自分の事を話してくれたことが嬉しくてたまらない。
彼とは年が離れているけれど、ご近所さんなのは小さなころから変わりない。道で会えば挨拶もする。

特別に親密ではなくとも、他人以下ではない関係。
そんな関係に終止符を打ってみたくて、ナルトに告白してからなんとなく彼に避けられている。

イエスなんて返事は期待していなかったけど……
普段通りに笑顔を向けてきたナルトに腹が立ったのはいつだっただろう?
シカマルはナルトより子供だ。
年齢だって絶対に抜けない。
十分に、嫌になるほどに、分かっている。
物わかりのいい子供になりたくなかったけれど、ナルトから嫌われるのが怖くて……告白の返事ははぐらかされたまま今日に至るのだ。

「いいな、旅行」
「じゃ、お前も来る?なんて……」
「行く」

二つ返事に決まってるじゃないか。

「あ、じょうだ……へ…?」
「もちろん、冗談じゃねえよな?」
「いや、冗談のつもりってか……お前は学校あるだろ?」
「テスト終わったら、休みあるから」
「……え?」

ちょっと必死になってしまって早口になるが、ナルトは少しだけ困惑した表情を見せるだけだ。

「なに、お前の休みに合わせろって?」
「合わせてくれねえの?」

子供なんだから、ワガママも聞いてくれよ。
アンタが子供扱いしてんだから。

ナルトはう~んと唸りながら眉を寄せる。

「ヨシノさんに聞いてからだってばよ」

母親の名前が出てきて、シカマルは心の中でガッツポーズをする。ヨシノは大のナルト贔屓だ。ダメだなんて言うはずもない。ナルトに迷惑がかかるくらいには考えるだろうが、息子が迷惑をかけるとは思いもしないだろう。

もしかしたら、
進展を迎えるかもしれない。
この感情の行方。

嫌われてはないないはず。だから、いつか彼の心が動くかもしれない。
淡い期待を抱く事が、夢見がちな子供だと思われる一因かもしれないが。

思いはいつか叶うためにあるのだ。
この世で神様が信じられているのは、こんなキセキの瞬間のため。

「なあ、シカマル」
「ん?」
「あのさ……」

首を傾げると、ナルトの頬が少しだけ赤い事に気が付いた。

「どした?」
「……あのさ」

言いにくそうにしているナルトを目が合うと、瞬きの回数が多くなる。
ナルトが変に緊張しているのを感じて、シカマルは背もたれに体重をかけた。

「お前の……その、」
「…ハッキリしねーな」
「じゃ、はっきり聞くけど!! おまえ、進行形なのか?その、アレ」
「あれ?」

首を傾げたシカマルに、ゆでだこのように真っ赤になるナルト。

「あ~もういいから!絶対に忘れろってばよ」
「………あ」
「忘れろって言っただろ!忘れねえとつれていかねえからなっ!!」

もちろん、進行形。
ナルトへの気持ちはアレで片付けられてしまったけど。
絶望的なんかでなく少しは希望が見えそうな予感に、シカマルはくすりと笑った。


おわり。



カウンターのあるお店っていいよね。
喫茶店でもそれは同じです。
イタリアンを食べた後のエスプレッソは感動もので美味しい。
シチュエーチョンは、ナルトが喫茶店のマスターでシカマルがご近所さんであります。
いや、ただマスター受けが書きたかったという小ネタ(笑)
細かい設定はあるけど、なんとなく雰囲気で読んでください(*^_^*)

きっとさ、爺さんの墓参りいった山ん中で二人は結ばれるんだよ(早っ。気ぃ早っ!)ナルトに大人っぽさを求めてみたけど無理っぽい…(苦)
日記SSくらいしか書いてない感じですんません。

now time 1:07









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注意 深く考えない。なんとなくシカナルならOKくらいの広い心で。
    ちなみにRUIは、こうゆう世界観に知識ないので、なんか間違ってても突っ込まない事(笑)
    前回日記に、この話ができた成り行きみたいなんがあります。くだらないけど(^^ゞ


タイトルナッシン。だって、思いつきだもん。↓↓




願う。
その思いは力になる。

閃光とともに、魔法陣の中にあらわれたモノ。

「……おい、マジかよ」

シカマルはうんざりする気持ちで、それを見つめた。
いきなり召喚されたことに驚いているような瞳。その瞳の色は、空の色。髪は太陽の色と同じであった。
強靭な爪や牙があるわけでもない。

どちらかと言えば、人というものに造形が酷似していた。体躯は人間と同じだと言っていいだろう。
そうだ。人間だと言われればそれで通ってしまうような……
だけれど、この魔法陣に召喚された存在ならば、……人に非ず。

「だけどな……」

年も似通って見える。自分よりも劣って見えるのはどうしてだろう?


「ちっ……アスマの奴。なにがすげー魔法陣見つけただよ。偽物つかまされた気分だぜ」

シカマルはため息とつくと、驚愕の表情で自分を見上げるものに視線を向けた。
低級な悪魔が悪霊の類だろうか?

「……おい、お前。なんて言うんだ?」

シカマルの問いに、瞬きをした低級が口をぽかんと開ける。

「名前、あんだろ?」
「……えっと、ナルトだってばよ」

そして自分の名前を口にしたナルトは、しまったと言うように両手で口を覆う。

「すげーバカだ…こいつ」

悪魔だろうが精霊だろうが、名前とは契約の一つになりうるもので迂闊には誰彼と教えるものではない。
全ては名と言うものに支配されているのだ。
身体の一部と言うよりも精神の一部に近いような。

「ナルト、帰っていいぞ。俺は低級なモンには興味ねえんだわ」
「むかっ」
「つか、自分の世界に戻れ。 ナルト」

ピキンと固まったような雰囲気の中、沈黙が流れる。
名前を呼ばれたナルトはシカマルには逆らえないはずなのだが……
ナルトの視線はきついものに変わって、シカマルを睨みつけてきた。

「勝手に呼んどいて、帰れとか超ムカつくんだってばよ!!」
「……お前、なんで戻らねえんだ」
「お前にお前呼ばわりされる筋合いはねえんだってば。それに、勝手に低級とか決めつけな!オレ様は低級なんかじゃねえっ」
「ふむ」

名前を支配されているにも関わらず、ナルトはシカマルの命令に従おうとしない。
シカマルも名の知れた召喚士ではあるが、このような事は初めての経験だった。

「……確かに、低級じゃねえのかもな」
「あったりまえだっての!オレ様を誰だと思ってんだって」
「いや、知らねえ。ま、低級ってのは取り消してやってもいい」

ナルトはむっと唇を歪める。
よくよく見ると容姿は悪くない。大きな瞳が少し長い前髪の間から覗いていて、そのコントラストも嫌いではなかった。自分の手持ちに加えるのも一興だと思えるほどに。

「それじゃあ、ナルト。契約しようぜ」
「やだ」

即答したナルトにシカマルもむっとする。

「俺はお前を召喚した。立場は俺の方が上だ。契約を拒むことはできない」
「その上からな態度が、ムカつく。ぜってーにやだ」
「ナルト」

シカマルの声にナルトの身体が強張った。
ただ呼ばれるだけではない。彼の声にはナルトを拘束するだけの力が込められている。

「……どうする?」
「わかった、てばよ…」

シカマルがにやっと笑って、ふっと短い息を吐くとナルトの身体のこわばりが溶ける。
俯いたナルトの顔が赤い。
シカマルが不思議に思っていると、陣の中からナルトが出てきた。少し不満そうな目元に、まだ子供っぽさが残る容姿。シカマルの目の前までやってくると、ぐいっとローブを引っ張られた。

「………は?」

ちょん、と触れた唇。

「お前、何してんの?」
「へ? だって、契約はちゅうだって……エロ仙人が」
「チュウ?」
「えっと、せ…っぷんって、ちゅうじゃねえの?」
「まあ、間違っちゃいねえけど………」

掠めるような触れたか触れないか分からないようなモノが契約なのだろうか。
首を傾げているのはナルトも同じようだ。

「オレってば間違ったのかなあ。なあ、…どう思う?」
「……いや、それ俺に聞くところかよ」

首を傾げるナルトの白いうなじが視界に入る。
華奢でもなく、可憐な少女でもなく……人外のソレであり。
そう、そのことは十分に承知しているのだけれど。ナルトの事は嫌いでない。
と言うか、興味をひかれる。

「ナルト、間違っちゃいねえけど……」
「ん?」

シカマルはぐいっとナルトを引き寄せる。
驚愕して大きく見開かれた青い瞳がきれいだと思った。
唇をしっかりと合わせて、触れるだけのそれではなく……強引に奪うように口づける。
何か文句を言おうとして開いたナルトの口内に舌を滑りこませた。

「ん……っ! ンンンっっ…!!」

抗議するようなくぐもった声も飲みこむ。
生温かい舌を絡めてキュッと吸うと、ナルトの動きがぴたりと止まった。
シカマルの動きに合わせるように、遠慮がちに舌が絡まる。

「あ…っ、んっ…」

口づけの合間に漏れる声が艶をまとって、シカマルも契約を交わしているという事を忘れてしまう。
甘いような、蕩けて熱くなるのは舌先だけではなく、身体も同じである。

ただキスをしている。
恋人が交わすような、熱くて甘いキス。
唇を離して、とろんとした視線で見つめられて、シカマルは一瞬我を忘れる。

魅入られたのはどっち?
堕ちてしまったのは、どちら?

はあはあと荒い息を吐くナルトが、こてんとシカマルの胸に額を預けた。
思わず優しく抱きしめた腕に、ちくりとした痛みを感じる。
シカマルがそっとローブを上げて腕を確かめると、二の腕あたりに見たこともない紋章が浮かび上がっている。
そして、ナルトの首筋辺りにも似たような模様が浮かび上がっていた。

「契約成功、っと」

抱き心地は悪くない。
腕の中にすっぽりと納まる具合もちょうどいい。
シカマルの描いた魔法陣が、サラサラと砂になって消える。

「お前は俺のもんだぜ、ナルト…」
「……名前、聞いてないってばよ」
「マスターでいいだろ?」

シカマルは苦笑する。
一瞬傷ついたように、瞳が揺れるのを見てしまったからだろうか。
しょうがないなあというように笑ってから、自分の名前を口にした。

ナルトが自分の名前を呼ぶのも悪くないと思えたから。




妄想終了!!
何が書きたかったって。契約をするのにキスするとか。ちょっとナルトがバカっぽいとか。でも実はすごい精霊とか(悪魔でもいい☆)であったらいいな、とか。
恋しちゃった、えへ。みたいな展開がいいとか。
ご主人様的シカマルがいい!!とか←夢見がち。

ちゃんと真面目に仕事してますぜ。
たまに妄想が溢れるだけで……ふふふ。


now time 2:34


拍手[2回]

こんばんわです。
夕方から頭痛ひどくて、寝込んでたのでこんな時間でも目がぱっちりしてます(笑)

最近、おこがましいですがスランプです……
友達と話してて、書けないのはブランクも関係あるのではないか?という、現実を直視したくない因果関係について話してましたが、答えはみつかりませんでした(泣)

とりあえず。
最近は、書きかけの原稿をいくつか立ち上げてPCに向かってますよ。
とってもスロウですが、スランプ(ブランク?)と戦ってます。えへ。
見捨てないでサイトに遊びにきてくれる皆様&拍手ありがとうございます。
心に沁みるぜ(ノ_-。)





「 distance 」


溶けた氷がグラスの中で崩れる。
カランと涼しげな音を立てるそれに、視線を合わせた。
グラスを傾けて、液体と氷を遠心力に任せる。

「……まずいな」

一口飲んで眉を顰める。
氷で薄くなったアルコールが、ひどくまずく感じ。
不満を浮かべた表情のまま、グラスの中身を一気に仰いだ。

「おかわり」
「ダブル?」
「…いや、シングルにしとく」

カウンターの向こうのマスターが、ちろっと視線を向けてくるが、素知らぬふりでシガレットケースに手をかける。
美味しいお酒の飲み方をしていないのは自分なのだけれど………

「はい、おかわりね」
「ありがと」
「待ち合わせ?」

洒落た小皿に乗ったナッツは減っていない。
今しがた薄まった不味い酒も飲みほした。
不毛なくらい時間が過ぎるのをまっている自分がいるのだけれど、指摘されるとなぜか悔しい気がする。

「別に、……そんな相手いねえよ」
「そう?」
「……ああ」

緩めてあったタイを、鬱陶しくなって引き抜いた。そのままポケットの中にねじ込む。第二ボタンまでシャツをくつろげると、ようやく空気が肺までたどり着いたような気分になる。
新しく出されたグラスに口を付けて、舌の上で感じるアルコールの甘みと、喉が焼けるみたいな感覚にふうっと安堵の息を吐いた。

「上手い?」
「……あ?」

いきなり話しかけられて、驚く。

「お前、いつからそこにいた?」
「えっと、今?」

一つ席をあけた向こうに座る友人を見て、その気配に気が付かなかった事に驚いたのだ。

「今さっき来たんだけど、シカマルってば難しい顔してんだもん。声、かけずれー雰囲気」
「……ンなんじゃねえけど」
「そう?」

人懐っこい笑顔。
金色の髪は染めているのではなく、地毛だ。
空色の瞳もカラーコンタクトなどではない。
少し暗めの照明の中でも、彼の容姿は少しだけ浮いているように見える。

「またロックで飲んでるのかって……ホント、シカマルは酒強いよな~」

けらけらと笑われても悪い気にならないのは、友人であるナルトが嫌味や皮肉からそう言っているのではないと知っているから。

「ナルト、お前はなに飲む?」
「へ? あ~…、そうだなあ。どうするかな」

シカマルはふっと唇に笑みを乗せた。
悩んで眉を寄せている、同性の友人。
ナルトとの友人歴は10年を超えた。それに伴い、片思い歴も10年を超えようとしている。
殆ど一目ぼれのように、彼を好きになったのだ。一番自分に不釣り合いな言葉だと思うのだが、ぴったりと当てはまる事実に、シカマルはすぐに白旗を上げてしまった。

「アルコール軽いのがいいってばよ」
「甘いの?またジュースみてえなのがいいって事か?」
「あのなあ…シカマルってば、オレの事お子様だとか思ってるだろ?!」
「……さあ?」

膨れたナルトの表情は、子供っぽいそれなのだけれど、あえて口にしない。
そんなやりとりとしている間に、ナルトの前にグラスが置かれた。

「マスター、これってナニ?」
「カクテルだよ」
「まだ頼んでないってば」
「口に合わなければ、取り換えるよ。まず、飲んでみて」
「おすすめ?」
「そ、オリジナルね」

グラスを持ちながら、上目づかいでマスターを見上げるナルト。
その横顔を見つめながら、シカマルは心の中でため息をついた。
そんな目をして、ほかの男を見るなと言いたいのに。もちろん、言えるはずもなく。
心の中でぶつかる感情がジレンマになっていく。
ナルトがマスターに文句を言うはずもなく、気に入ったカクテルをちびちびと飲み始めた。

そうこうしている内に、氷の溶ける音が耳に届く。
先ほどのようにではなく、まだアルコールを楽しめる状態のそれを口に含む。

「それでさ、……って、シカマル聞いてんのか?」
「あ、悪りぃ」
「酔っぱらってんの?」

頬が上気して、瞳は潤んでいて。
カウンターの上のオイルランプの炎と同じように揺れているように見えた。
酔っているのは自分でなく、彼の方だと言いたい。

「別に、酔ってねえよ。ちょっと、考え事。 ほんと、悪りぃって」
「謝んなってば……真剣に返されると、オレのが悪者みたい」
「ん?」

ナルトの表情を覗き込むようにして、視線を斜にずらす。
隣に座っていたら、こんな風に瞳を直視できない。
至近距離で見つめてしまったら、彼の瞳に吸い込まれる自信がある。理性が壊れる事を止めてくれるこの距離が、程よくちょうどいいのだ。

ぬくもりを感じる事もなく、息が触れることもなく。

「シカマル…」
「……ンだよ?」
「あ、あのさ、あの……えっと、ラーメン!!あの、ラーメン行かねえ?」

ぷっとマスターの吹き出す声が聞こえて、シカマルもふっと鼻で笑ってしまう。
ちょっぴりムーディな雰囲気も、ナルトには無関係なようだ。

「いいんじゃない? 何も食べないのに、飲み続けるより軽く胃に入れたら?」
「ええっ!」

マスターの余計なひと言に、ナルトが過剰反応する。
シカマルはカウンターの向こうで面白がっている人物を睨みつけた。視線で、余計なお世話だと釘を刺す。

「そんな無茶な飲み方したらダメだってばよ! シカマル、行こう。ラーメンやだったら、ほかのでもいいってばよ?」
「いや、そんな慌てなくても……」
「シカマルって、たまに訳わかんねえっ」
「そんなに、怒らなくても……」

座ったままでいるシカマルにむっとしたのか、その腕にナルトの指がかかる。

「行くってばよ! ホントにちゃんと飯食ってから、酒飲まねえと」

だって。

「うるせーなあ…」

ここで。

「うるさくねえの!」

待ってたから。

「ラーメンにするか」

ナルトが座る席の、二つ向こう。
誰かに邪魔されたくなくて、先に陣取っておきたかったのだ。

「いいっていいって、オレの事は気にしなくてもいいから、シカマルが食べたいもの…」
「ナルト」

名前を呼ばれたタイミングに、当のナルトは一瞬言葉を詰まらせる。
シカマルは近すぎる距離に瞼を伏せた。

狭い階段の上から、ほとんど同じ目線で視線ががちあっている。
近すぎる。
鳴り響く危険信号。

触れた指先から体温が伝わり。
空気が揺れるような呼吸を感じる。

「シカマ…ル?」

均衡を保つために必要な、二人の微妙な距離。

「ラーメンにするか、やっぱ」

にっと笑うと、真っ赤になったナルトがぱっと背中を向けてしまう。
上がっていく背中を見つめながら、このバランスを崩したくないと思っている狡い自分がいて。
その中には、友人関係を壊しても全てを犯したいような、黒い欲望もあって。

「…ったく。 玉砕は十代のうちにすませておくべきだったな……」

自重するような笑みを浮かべたシカマルは、ゆっくりと階段を上って行った。


おわり



シチュエーチョンとか、あんまり考えてはいけない。
とりあえず……片思いのつもりで書いてたんだけど。なんとく両片思いっぽい(笑)
そんなシカナル。
誰がなんと言おうとシカナル(笑)
細かい設定は考えてません。すんません(^^ゞ

実をいうと、リハビリしてます……こんな書き殴りみたいなんを、ぼちぼち書いてきますね。
最近、ブログSSしか書いてないので、ブログサイトみたいな感じになっているΣ( ̄⊥ ̄lll)・・・
トップページには、更新履歴として残してないので。
ますます、サイト滞っているような、悲しい感じです。
クスン。

now time 2:16

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のんびり、まったりな更新記録になりそうです…
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